星印短編SF小説作家

専業になりたいSF小説作家

短編SF小説「未来の消防では殉職は0?災害現場での人間の仕事はオペレーター。」

令和元年の消防隊員の方の殉職者数は、12人。

www.fdma.go.jp

将来、危険作業は人間がオペレーターとなり、

ロボットが、現場の最前線で人を救う未来を、

夢見て書いた話しです。

ですが、もう現実にロボットが、災害から被害者をすくっているかも...

 

天才エンジニアの悲しい過去

車谷父

車谷章 職業エンジニアは、

10歳のとき、消防隊員の父が消防活動中に殉職してしまった過去を持つ。

車谷は、父が大好きだった!

 

筋骨隆々で、大きな消防車に乗って人々を救う父の事を

ヒーローだと思っていた。自慢の父だった。

 

しかし、震災が起き、神戸の町が火災に包まれる中、

車谷の父も出動。

消防隊員の活動で救われた命もあったが、

車谷の父は亡くなってしまった。

 

小学生の車谷は、戦場のような病院で父の亡骸にあう。

看護師が車谷母と章に声をかける。

 

「車谷さんですか?あそこの毛布にくるまれているのが車谷さんですが、

見ないほうがいいです...」

 

車谷母と章はさとった。

父の亡骸が見るも無残な姿になっているであろうことを。

だが、章は父の亡骸のもとに行き、

毛布をはがした。

ドス黒さと血の赤さが混じった、焼けただれた皮膚の顔。

毛布を胸のあたりまでめくっても、同じようなヤケドの跡だった。

そして、表現しがたい

においが、ただよった。

章少年は、人目もはばからず、赤子のように涙が枯れるまで泣いた。

 

ロボットが人を助ける発想は、ターミネーター2?

章少年は、「父のような被害者をだしたくない。」

という漠然とした目標があった。

しかし、「どうすればいいか?」

明確な答えをみつけられずにいた。

 

そんな時、母がターミネーター2」という映画を観ていた。

内容は、未来から来たロボットが、少年時代の未来の救世主を

悪いロボットから守り抜くという話しだ。

 

章少年は「これだ!」と思った。

災害の最前線、「危険な現場でロボットに被災者を救わせる!」

答えがみつかった。

 

そこからの章少年は、勉強漬けの日々を送った。

猛勉強の末、なんだ高校を進学し、

アメリカのカーネギーメロン大学へといき、

就職は、メーロン・マスク率いるのステラ社で、

ロボット研究にまい進した。

 

災害ロボ「グレートファーザー」

災害救助ロボ

車谷は20XX年、災害ロボ「グレートファーザー」を発表。

特殊合金により、特殊な環境に耐えることができるロボットだ。

例えば、火事のような高温に耐えることもできるし、

水の中の捜索という、酸素がなく圧力がかかるシチュエーションにも対応。

 

ロボにつけられたカメラ映像を確認しながら、

遠隔で人間が操作。

AIも搭載されているので、複雑な命令をださなくても、

ロボット自身で判断して、救助活動をおこなうことも可能だ。

 

特徴の一つとして、一人で複数のロボットを操作できる。

例えば、火事の現場で、複数のロボットを連携させることで、

災害を食い止めながら、人を救助することができる。

(一体のロボットは消化活動をしながら、もう一体が人を救う。)

 

災害ロボットの可能性は無限大にある。

例えば、消防の現場ではヤケドも怖いのだが、

有毒ガスによって亡くなることが多い。

ロボットならガス中毒も関係ない。

火災によって、爆発が起きてロボットが巻き込まれても

ロボットが壊れるだけで、殉職は起きない。

水害現場でも窒息死や窒素酔いなどを気にしなくていい。

疲れることも知らない。

 

 

ロボットは災害救助の現場が最も輝く場所

ロボット工学が発展し、殉職がなくなれば、

殉職によって、悲しい思いをする家族がいなくなる。

車谷はそんな未来に向かって、今日もロボット研究をしている。

 

※フィクションです。

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